朝に弱い家族を放って、私一人でコーカンドバザールへ。地元のバザールに行くのが大好きです。
少し遠くの場所だったのでタクシーへ。
タシケント以外だとアプリは使えず、メーターもないタクシーが多いので、値段交渉から。
でもぼったくろうとする気も無い優しい運転手さん。的確だと思える値段を提示してくれたからすんなり交渉成立✨
コーカンドのバザールはいつも行くミラバットパザールより大きく、見応えがありました。
ノンを売ってる回廊の柱や天井なんて、昨日行った観光地より美しい!
バザールは私にとって好奇心の宝庫なので楽しくて仕方がない!
コーカンドはホルヴァという中央アジアやモロッコなど幅広い地域で食べられているお菓子だけど日本では珍しいお菓子がたくさん売っていました。このお菓子は世界最古のお菓子とも言われています。素朴な味だけどドライフルーツやナッツが沢山入っていて美味しいし見た目も美しい。
沢山味見もさせて貰い、1パック購入。6000スム(70円)。
ドライフルーツ売り場で、私はあまり見た事なかったトゥットゥ(桑の実)のドライフルーツが売っていたので試食させてもらいました。フルーツというより、スナックみたいな味。面白かったので50gだけ購入。
ドライフルーツ売り場に置いてある、ペプシや水のペットボトルに入った黒い液体。
これは何かと聞いたら、シンニというプルーンのようなフルーツを煮詰めて作った液体で、毎日スプーン一杯飲むと健康に良いらしい。
バザール内には至るところに煙がモクモク。
草を燃やしていて、おばちゃんに「この草はなんていう草ですか?燃やすための草?」と質問したら、実際に燃やして見せてくれました。イスリックという植物で、これを燃やした煙を吸い込んだり浴びたりすることで、健康になるんだとか。そしてこの煙はコロナウイルスにも効くから至るところで燃やしているらしい。イスリック焚きの子供もいて、お金を支払うと身体にイスリックを燻した煙をかけて厄払いをしてくれます。
今回も発見の多い楽しいバザール散策でした。
ホテルに戻って、家族と朝食を食べた後は、日本人墓地へお墓参りに。
太平洋戦争の終戦直後、日本兵が武装を解除して投降した後、捕虜としてソビエト連邦内の各地に連行され、過酷な労働を強いられた歴史があります。当日はウズベキスタンもソ連の一共和国だったから拘留地でした。
ウズベキスタンには13箇所に拘留日本人墓地があるとされています。
日本へ想いを馳せながら願い叶わずこの地で命を終えてしまった242名の日本人のお墓がコーカンドにもあるため、家族でお墓参りに行ってきました。
場所がネットにも情報がなく非常に分かりづらいので、ここに記します。
場所は、↓の青い丸部分。この部分は全体が大きな墓地になっています。
Turkistan Streetをコーカンド中心部を背にして真っ直ぐ進むと、この墓地の入り口に着きます。
わかりやすく言えば、その入り口を背に、太い道を真っ直ぐ進んだら、行き止まりっぽくなるのですが、左に左によくわからない道を少し進むと、鳥居が見えます。
場所で言うと、ここら辺↓
鳥居?らしきものもありました。
もしかしたら現地の人が日本人のために日本の鳥居を真似て作ってくれたのかもしれません。
家族で石碑の前で礼拝しました。
ちなみに、私は恥ずかしながらロシア正教の十字架がカトリックと違うこともこの国に来て知りました💦
ウズベキスタンのお墓は、お墓の敷地内に机やベンチを作ってあるのを見かけます。
故人とチャイを飲みながら語り合うためでしょうか。
それは、なんか素敵だな、と思いました。
お墓からも学べる文化が沢山あります。