ウズベキスタンの新地上メトロはSERGELIまで伸びています。
その現在の終点である5-BEKAT周辺に沢山見られた、魚の鱗のような壁の木造のお家。
あまり見たことがない作りだったため調べてみました。
これらは1966年のタシケント大地震の後に復興のために来た建設業者の人たちのために急いで建てた木造の兵舎でした。
今でもそのまま人が暮らしています。
が、かなりの荒廃のため、床が抜け落ちたりドアが閉まらなかったりと住むには大変な状況です。
そこで2018年、政府は新メトロ開発地区として、投資家にコンペを行いました。
現在住んでいる住民のために彼らが住む家を建て、移住させる。
住民が移住したあと家を取り壊しその土地は投資家に与えられる。メトロ新駅周辺にふさわしい開発地区としての商業施設を建てる権利が、この土地の人たちの移住場所提供を条件に与えられるのである。
なるほど。
現在の住民がどのように思っているのか
その政策が果たして全ての人にWin-winなものなのかは、私には分からない。
わかるのは、この、どこか可愛らしくもある家々と、この駅周辺の景色が見られるのはあと僅かだということ。
すでにメトロ開発の際、この地区に408件あった家の多くは取り壊されています。








コメント