ウズベキスタンへ飛んじゃった

2019年8月に旦那様の仕事の都合でウズベキスタンへお引越し。タシケント在住。英語もロシア語もウズベク語も喋れないけど、魅力いっぱいのこの国で毎日楽しく暮らしています。

カテゴリ: ウズベキスタン駐在漫画

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いや、マジで危険だから。
突然シュルシュル水を撒き散らすから。
大人一人分の幅しかない歩道の両側からこれやられたら回避しようがないからね。


ウズベキスタンの夏は、本当に雨が少ない。
現に、私が8月に引っ越してから3ヶ月間一度も雨が降らなかったし。
それなのに、スプリンクラーは水を撒き散らしているし、川の水も豊富だし、とても不思議。
キルギスやタジキスタンの山から水が来ているらしいです。

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ほんと、これにはびっくりしました。
だって、ウズベキスタンのガイドブックには、タシケントのことは少ししか載っていないし、Instagramとかで写真を検索しても、遺跡の写真やブハラやサマルカンドの街並みばかりだったから、タシケントも同じような感じだと思っていました。近所のウズのおばちゃんたちと中庭でチャイ飲んで過ごすのかと、本気で思い、そして密かにそれも楽しみにしていました(笑)
が、実際は、東京と同じで、お隣さんの顔も知らないマンション生活です。
原宿とかにあっても全然おかしくないお洒落な内装のカフェや、ヨーロッパ風の建物。
想像とは全く違うウズベキスタンの姿がそこにありました。

そして、「ウズベキスタン」「イスラムの国」に引っ越すと言った時、必ず問われたのが「治安は大丈夫なの?危ないんじゃない?」ということです。
が、これに関しては全く問題無いです!
どれくらい治安が良いかというと、小学生が子供だけで登校するくらいの治安の良さ。日本と同じです。
もちろん海外に住んでいる以上、油断大敵で常に気をつけないといけないのはわかっていますが、ここに来てから半年間、一度も危ない目や嫌な目にあったことがありません。
公共交通機関も清潔で乗りやすく、移動には困りません。
流石に魚はあまり売ってはいませんが、野菜の種類が豊富で、大根や白菜やネギやもやしも手に入ります。

これだけの治安の良さで
これだけの食の豊富さで
これだけの物価で
住める国は、世界中でもしかしたら今はウズベキスタンだけかもしれません。

我が家の中学受験は、「中学受験」そのものが目的ではなく、デコが行きたい学校があり、そこに行くための受験でした。なので、単願。その学校以外の学校ならどこでもよかったのです。そう言うと、なんだか投げやりでマイナスな感じに聞こえてしまいますが、「どこでもいい」というのは、「どこの学校に行ってもきっとそれなりに楽しい学校生活が送れるという自信があった」というほうが正しいかも。
そんなわけで、我が家は
「単願の学校に受かったら、母子で日本に残ってその学校に通う。不合格だったらタシケントインターナショナルに行こう!」と決めて、受験に挑みました。
デコには
「振り幅大きすぎない!?」と言われましたがwww
確かに(笑)

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デコが受けた学校は毎年合格最低点などを発表しているのですが、毎年最低点が180点を上回ったことはありませんでした。受験の時、苦手な算数でミスをしたデコ。それでも自己採点では180点以上だったので、もしや受かっているかもと、学校の掲示板を見に行きましたが、結果不合格、、、。後で知ったのですが、2019年は合格最低点が上がってました💦
この学校に入りたいという想いだけで頑張ってきた中学受験。流石に母娘で落ち込みましたが、、、。立ち直りも早かった!そうと決まれば、もうウズベキスタンに行くことを決め、東京校受験は高校から編入可能な学校に絞って受験。
高校は義務教育ではないので、やはり万が一の保険はあったほうが気持ち的に楽なので💦

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そうして東京校では無事に合格をいただきました。
受かった学校が、海外に行くことにとても理解のある学校で、担任の先生もかつてデコと同じ時期に親の都合で海外に行った経験もあり、この時期に海外に行く事のプラス面をデコに沢山話してくれて、前向きな気持ちにさせてくれました。3カ月しかいられませんでしたが、運動会も経験出来たし、お友達も出来て、楽しい学校生活でした。とても感謝しています。
受験を終え、振り返って思うこと。

うちの子(私も?)受験に向いてない😅いや、別に悪い意味だけではなく。受験ってほんと、子供同士の戦いなのですよ。みんな鬼気迫る顔つきで、闘志を燃やしてました。が、うちの子にはそれがない。もちろん試験には全力で取り組んでいたし、真剣でした。でも、「また落ちたらどうしよう」とか「絶対に他の子に負けない」とかそういう気持ちはあまり無いように思いました。朝も何度も起こされながらようやく起き、朝ごはんのフルーツのいちごの大きさで姉妹喧嘩をし…良い意味でも悪い意味でも周りを気にしなさすぎだし、自分のペースを崩さない。あんなに恋い焦がれた第一志望に落ちた時も「あー!ダメだったかー!残念すぎるー!じゃあまた頑張らなきゃ!」だけでした。そういう子が、死ぬ覚悟くらいの気持ちで試験に臨む子に勝てるわけがないな、と。

デコが幼稚園の年少さんの時、「どうして私にはお爪と小指がないのかな?」と聞かれた時がありました。お友達に「へんなのー」って言われたみたいです。私は、ドキっとし、言葉を選びながら「デコはね、ママのお腹の中でお怪我しちゃったんだよ」と答えました。そうしたら「そっか。なら仕方ないね。覚えてないし。無くても困らないし痛くないから、まあ、いっか」と、それだけでした。その後、デコがその事で悲しい素振りを見せたり気にしたりは不思議なほど無いのです。この子は競争とか虚栄とか関係ない世界の方がきっと向いてるんだな、と。
世の中には向かい風に立ち向かい、困難を乗り越えていこうとする人間もいれば、風に乗り、フワフワ流されながらも風に薫る花の匂いを楽しんだり周りの景色に心動かされたりする子もいる。
デコはきっと後者。
それなら、そういう性格を伸ばしてあげたいな。

だからこそ、この時期に海外に行くのもいいかもしれないと思いました。
色々な世界や価値観を知り、何ものにも囚われず縛られず、自分の道を見つけて欲しい。

2020年の受験も、終わりましたね。
桜咲いた子、咲かなかった子、色々な子がいると思います。
でも、2019年に受験を経験し、今ウズに居る私が言える事。

結局、どの学校に行こうが、どこに住もうが、自分が置かれたその場所で、きちんと居場所を作り花を咲かせることが一番大事。その力が今後の人生に一番役立ちます。たとえ受からなかったとしても、受験勉強でやった勉強は決して無駄にはなりません。知識は根を張る養分になります!
新しい環境で、自分だけに綺麗な花を咲かせましょう!
子供たちの未来は常に明るいです!

デコも希望の学校には行けませんでしたが、中学受験を経験してよかったです。
何故なら、小5からの1年間受験勉強をしたおかげで、海外に来て日本の勉強から少し遠ざかってしまったけど、基礎ができているおかげで、それほど勉強に遅れることなく、日本の勉強についていくことができています。勉強する習慣もついてくれたので、それなりに自分で勉強もしてくれます。

なので、我が家の中学受験は、結果的に大成功!でした。

旦那様の衝撃の爆弾発言からスタートした我が家の中学受験。
しかも、千葉受験前日。※我が家の本命校は千葉にある学校でした
その晩は、私も流石に動揺してあまり眠れず💦
 
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本音を言うと、、、
長女の中学受験とは全然別の次元で、私はウズベキスタンに行きたいと思いました。
子供達の年齢的にも、家族で海外で暮らす最後のチャンスだとも思いました。
それに、もし旦那が単身赴任で家族別々に住む事になったとしたら、もうこの時点で、旦那様は子育てリタイヤです。
戻ってくる頃には子供たちはもう家族よりも友達や学校重視の生活になっていて、親と過ごす時間なんてほとんど無くなってます。東京に住んでいれば、タシエも中学受験を望むだろうし、そうなってくると、夏休みなども塾などで旦那様に会いにウズベキスタンへ行くことすら出来ないでしょう。

家族それぞれ色々な考え方があるし、父親不在(もしくは母親不在)でも子供は育ちます。
でも、私は、せっかく家族になれたのだから、子供たちが自ら親を必要と感じなくなるその時まで、一緒に暮らしたいと思っていました。
何より、娘たちは超絶パパっ子なのです💦
離れ離れはやっぱり寂しい。

そんなわけで、娘が受験している間、他のママさんたちは、みんな会場近くで祈りような時間を過ごしている中、私は本屋へ直行し、ウズベキスタン関係の本を読み漁ってました(笑)
数日前まで、あんなに受験一色だった私の脳内が、一瞬でサマルカンドブルーに染まったwww

今日は2月1日。中学受験東京校の幕開けの日ですね。
去年の今頃が懐かしい、、、(遠い目)
我が家の中学受験はなかなかに波乱万丈でしたwww

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私はなんとなく、旦那様の様子がおかしい事に気づいていたのです。
8月くらいに一度、「ねえ、もしかしてそろそろ海外駐在の話とか出てない。」と尋ねたことが。
その時に「え?特にないよ」と答えていた旦那様。
あとでなんであの時言わなかったのか尋ねたら「だって、ウズ子もデコも受験でピリピリしてるし、今言ったら絶対怒られると思って、、、」と。

いやいやいや!!!
だったらせめて第一志望の受験が終わるまで黙ってて💦逆に最悪のタイミングでの衝撃の告白でしたwww

かと言って、受験のためにこの一年頑張ってきたデコを受験させないわけにもいかず、我々は動揺を隠しきれないまま千葉受験初日を迎える事になったのです(笑)

以後、続く。 

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